一人ぼっちのタッピングギター独習記

タッピング奏法という魔物とそれに賭けた悪戦苦闘の日々

トンネルの先には何があるのか?その3

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2019年自宅にて

・・・つづき。

42歳。ギタリスト目指して2年目。ちゃんと弾ける曲は1曲も無い。

オリジナル曲もゼロ。

浜松市の工場勤務を自ら辞めて、無職になった。貯金は最後にもらった給料のみ(20万円位)。

  とにかく東京に住みたかったけど、家賃が高いので埼玉県朝霞市にアパートを借りた(駅近2DKで5万円台)。

 

実は、この年に僕は結婚をした。

でも、家族の事は本人の許可をもらっていないので書かない。

 

ついでに言うと、自分の事を正直に語るかどうかはずいぶん迷った。

特に、年齢と仕事。

無名の何者でもない、その他大勢の1個人だけど、それでも公開には勇気がいる。

 

でも年齢をごまかそうとすると時代背景が曖昧になる。下手すると矛盾が生まれる。

そこに常に気を使わないと、つじつまが合わなくなる、と思った。

余計なテクニックが必須となる。

 

顔もさらす。ただし、写りの良いやつのみ使用。

今は自毛。でも薄くなってウイッグを使った時コクるかは未定。

実は既に薄いです。

 

万が一知ってる人が読んで(いや、実際読んでいるのだが)、

あれえ、お前~歳だろう?と暴かれるのが1番恐ろしい。

 

 それから、学歴コンプレックスだ。

ずっと劣等感を抱えてというか、抱きしめて生きてきた。

諸事情で、高卒止まり。

諸事情でとあえて言うところが、実にいやらしい。

 

 だから僕は1度も同窓会というものに顔を出したことは無い。

 

こればっかりは歳をいくらとっても引きずる。

まあその話も、後にまたするかもしれない。

 

最初、自分の経験を元にタッピング奏法の習得過程を、興味のある人に読んでもらいたいと思って、このブログをはじめたけど、僕の人生丸ごと書いてしまおうかと思うようになった。

あくまでも自分のギター独習に関連性がある部分においてだが(今は)。

それには真実だけを書いた方が、楽だし、矛盾が生まれない。

 

恥ずかしいけど。でも本人が思う程には、誰も気にしちゃいないのは知ってる。

ほとんど知らない人達だし。

 

えーと。

さて。

とにかく生活が最優先だから、職探しが急務。

車の免許以外には、潜水士(国家資格)と、小型4級船舶免許しかない自分のキャリア。

以前のダイビングのプロ活動においては必要だったが、もう何の意味も無い。

PADIという団体からも退会した。

インストラクター資格も返上。

 

ギターの練習の事だけを考えて、職探しをした。

この歳でコンビニやファストフード系はパスしたい(頑張っている年配の方ごめんなさい)。

ずっと接客系の仕事をして来たから、しばらくはそういう系から離れたいと思い、お客相手ではない仕事を探した。

 

でも、そんなに好条件の仕事なんてあるわけも無く、まして仕事以外の時間が欲しい訳だから、なかなか決められなかった。

 

決めたのは、住んでいる朝霞から通いやすい池袋の、ビジネスホテルのベッドメイクさん。当時で自給1000円。

朝7時~午後2時。暇な日は午後1時には帰れる。

スタッフは、おばさんばっか。

男は僕だけ。

でもそんなことにかまってはいられない。

とはいっても、皆とても優しく、いい人達ばかりだった。

その時のチーフとは今でもラインでつながっている(彼女今、約70歳)。

 

毎日毎日ベッドメイクの日々。

とにかくチェックインの15時までには空室の全てをきれいに仕上げなくてはならないのだ。

最初は難しくてふにゃふにゃのベッド仕上がりだったけど、3ヶ月くらいで自分も感心するくらいビシーッと上手に早くできる様になった。

 

つづく・・・