路上演奏体験記3
路上演奏やってみてわかったメリットとデメリットについて
あくまで僕個人の感想ですが、
メリット
- 参加費がかからない。
- 好きな時に始めて、好きな時に止められる。
- リスナーの正直な反応が見られる。
1. については当然という感じだけど、地元でやるとき以外は交通費は
かかる。
また、アンプやエフェクターの電池が必要になる。
昔は発電機を回してやっている人達もいました。
僕はアンプは6本の単3電池をエネループ系で使用。
また、エフェクターはその数だけ9V箱電池が要る。
2. これが1番大きい。
ブッキングライブやオープンマイクは、礼儀として自分の演奏が
終わったからといってすぐ帰るわけには行かない(中にはいるけど
感じは良くないです=僕もやったことありますが)。
警察やガードマンに止められない限りいつまででもやれる。
3. 慣れてくると周りの反応を見ながら自己評価がある程度できるように
なり、ライブで役立つ。
大体は冷ややかな目で好奇の視線に晒され、ライブのように心にも
無いお世辞を言う人は決していない。
でもたまに興味を持った人が近づいて来て話しかけてくれた時は、
とても嬉しい。
デメリット
- 自己満足に陥りやすい。
- ウケ狙いに走ってしまう。
- 夏暑く冬寒い。
1. 何度やっても毎回スタートは緊張する。
だから終わった時には、何かを成し遂げたかのような錯覚に陥る。
特に、ここがゴールである訳は無いのに、今日もやったぜと
思ってしまうのはまずい。ただの度胸試しの場では無いのだ。
2. ここが僕の体験の中で最重要ポイント
最初は周りの反応が気になりつつも、周りを見る余裕が無い。
ギターの指版を見ながら周りにどれ位人がいるだろうって
ずっと考えている。
曲が終わって顔を上げると意外と誰もいない。
でも、僕のタッピング・スタイルはとても珍しいからギターを
やってる人とかは結構立ち止まってくれる。
その頃合を見計らってテクニカルな部分に突入する。
小さなため息が聞こえる。よし、ウケてるぞ!
駅でやってて電車が来て大勢のお客が降りてくるとき、
曲のサビにタイミングを合わせる。
そうやって策を弄している自分に気が付いた。
慣れてきて、周りを見ながら、もう1回サビやったり、
マッタリした曲を途中でフェイドアウト。
疾走感のある曲に切り替えたり。
これはイカン!!
と、ようやく気付いた。
つまり、路上でやるとき専用のスタイルが出来てきた。
お客の反応を感じ取れるというのも大事だと思うが、
僕は自分の音楽の質を何よりまず高めたい。
上手く伝えられたかどうか、不安がありつつもまとめると、
いま僕は、漸く
周りに誰がいても、いなくても、ちゃんと
曲をやるっていう当たり前の所に立ち帰った。
3. 夏は暑く冬は寒い・・・。そのまま。