一人ぼっちのタッピングギター独習記

タッピング奏法という魔物とそれに賭けた悪戦苦闘の日々

路上演奏体験記 2

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スタジオで練習中

 

つづき。

偶然、会った青柳文信氏としばらく一緒に路上演奏することになった。

 彼は、生ギター1本と、あと、ジャンベというアフリカの太鼓を持って

公園等の人込みの中へ積極的に入って行く。

 

そして歌いながら子供を見つけてジャンベを叩かせる。

子供は最初は戸惑いつつも、結構一緒に叩いて盛り上がってくれる。

それを見た親も近づいてきて、子供が楽しんでいる姿を見て微笑む。

 

そこに缶があれば多少のチップを入れてくれる。

そこに缶が無ければ拍手をして終わり。

 

僕は缶を置くことにはとても抵抗感があった。

頭で考えているときはそうでもないが、いざその場で置く時には言いようの無いみすぼらしい気持ちというか、かっこよく言うとプライドの喪失感。

とにかく社会の底辺層に落ちた感じ(この表現大丈夫か?)。

 

話を戻す。

彼は特に花見の宴会場や商店街ののお祭りは得意。

すっと親子連れの中に入っていって稼いでくる。

 

でも彼の名誉のために言っておくが、彼が路上で歌うのは決して金が目的ではない。

稼ぎったって額は知れてるし(数千円程度)。

でも歌って何も無いよりは多少のお小遣いでもあった方が元気が出る。

 

僕も1人でやってみて、缶を置いて、0円という日は無かった。

 

1人の方からは大体100円玉、1個~数個。

たまに千円札1枚。

ごくたまに千円札数枚。

そんな感じ。

でも繰り返すが、そこが目的では無い。

でも、また繰り返すが何も無いより元気が出る。

 

さらに目的から外れるが、チップを多くくれるのは、僕の経験上は年配の女性。

 

演奏の内容には関係なく、お兄さん頑張ってえらいね的な感じで儲かる。

 

若者は結構立ち止まって聴いてくれるが、金はあまり持っていない(と思う)。

 

どっちが良い?

 

なんか金の話になってしまった。

 

まあ、そんな感じ。

 

路上演奏体験は、続く予定・・・